2019年末に継続検査に伴う整備を実施したのだが、その際にバッテリーはもう寿命であると告げられていた。 実際、補充電実施後のテスターによる計測容量は規格値の57%であった(BOSCH BAT 121)。 一方、その後も始動に問題はないため、特に不具合なく使っていた。 しかし、4月末に入り停車後2日目には始動が出来なってしまった。 (金曜に帰宅してから、日曜の昼に始動を試みたところクランキングすることが出来なかった)。 月曜の朝に毎度ジャンプアップ作業するのは、流石に面倒になってしまい交換を決意した。
旧品はオートバックス扱いの新神戸電機製でDYNAGRIDと言う製品名のものであった。 製造日は2010年2月13日。交換日は同年4月であるから、製造して間もないものを交換していた。 交換距離は43795㎞であったので、本品の使用期間は10年と1か月、使用距離は114,982kmである。 10年11.5万キロは驚異的な寿命である(新神戸電機の品質は相当高いと言える)。
交換するバッテリーは、GSユアサ製とすることにした。 業務での付き合いもあり、GSユアサには信頼を持っていたためである。 候補とした製品は以下の3種である。
型番 | 名称 | 極版接続部 | セパレータ | 残存容量インジケータ | 保障距離 | 生産国 | 実勢価格 |
BV-55B24L | Basic Value | COS(鋳造式一体成型型ストラップ) | 多孔性ポリエチレン 袋状低抵抗 | なし | 24ヶ月又は4万km | タイ王国 | \9,670 |
GST-55B24L | GranCruise Standard | 記載なし | 多孔性ポリエチレン 袋状低抵抗 | なし | 24ヵ月又は4万km | 不明 | \9,114 |
GHC-60B24L | GranCruise Hi Class | COS(鋳造式一体成型型ストラップ) | 記載なし | あり | 36ヵ月又は6万km | 不明 | \13,362 |
グランクルーズの2種はホームセンターでよく見かけるものである。Hi Classは始動性能が60と僅かに高い。 よって、極板に何らかの仕様差があると考えられる(極板カーボン処方,高品質グリッドとの記載あり)。 また、残量インジケータがついているのが違いである。 同様に始動性能が同じことからBV-55B24LとGST-55B24Lは同様の極板仕様であると思われる。 残量インジケータは正直不要で、耐震性から鋳造式一体成型型ストラップに利があると考え、BV-55B24Lを選択した。 購入はMonotaroで、実勢価格より800円ほど高い10,440円であった。
手元に届いた製品は2020年3月9日製造のものであった
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始動前で0.9V、始動後で0.15V電圧がUPした。
あくまで主観であるが、クランキングが非常に強くなったと感じられる。また、オーディオの音質(特に低音)がUPしたと感じられる。
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