J:COM 1Mbps回線の考察

Network Environment using J:COM 1Mbps line
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described APR.23.2016
2019年8月に運用終了

2019年8月末の引っ越しにより、この回線の運用は終了しました。 3年と4か月の利用でしたが、正直な意見としては実用に耐えない回線であったと思います。 以後の回線については次項を参照。

はじめに

JCOM_1Mbps.jpg(102464 byte)

2016年4月16日に引っ越しを行った。 引っ越した先の物件は、インターネット回線が無料であるとのことであったので使用感をまとめる。

J:COMと言う会社

J:COM(株式会社ジュピターテレコム)はKDDI傘下のケーブルテレビ会社である。 基地局から集合住宅へメタル回線によるテレビ波の送信を行っており、 料金を支払うことで様々なテレビコンテンツを視聴できるようになる。 賃貸物件オーナーがJ:COMと一括契約することで、賃室住人は無料で1Mbps回線が利用できることがアピールされている。 しかしながら、オーナーがポケットマネーでJ:COMと契約するわけがなく、賃料に上乗せで組み込まれているだけである。 実際は12Mbps以上の速度の回線での契約を勧められる。 私はこれまでLTE回線のティザリングで生きてこれたため、上位プランでの契約は行わなかった。

計測結果

実測では10kbps~1.67Mbpsと言う結果であった。 LETのモバイル回線が約10Mbpsであることと比較すると、大分遅い。 夜間の平均は300kbps出ないのではないだろうか。 下りは最速160MbpsでDL出来るような回線を持っていることをPRしておきながら、いくらなんでも遅い。 1Mbps回線は上位回線への誘導を目的とした、客寄せパンダ的なものであるとしか考えられない。 もしバックボーン回線が十分であるのであれば、きっちり1Mbps出して欲しい。

速い例
1Mbps以上であればWEB閲覧には十分である。
------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.6001
測定日時: 2016/05/01 11:01:19
回線/ISP/地域: 
--------------------------------------------------
1.NTTPC(WebARENA)1: 1.67Mbps (207.61KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA)2: 630.58Kbps (78.51KB/sec)
推定転送速度: 1.67Mbps (207.61KB/sec)
遅い例
------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.6001
測定日時: 2016/05/05 22:10:04
回線/ISP/地域: 
--------------------------------------------------
1.NTTPC(WebARENA)1: 198.54Kbps (24.67KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA)2: 9.68Kbps (1.04KB/sec)
推定転送速度: 198.54Kbps (24.67KB/sec)

モデムとブースターについて

回線へ接続する際に、アンテナブースターとモデム(CISCO SYSTEMS DPC3008)がレンタルされる。 ブースターが約3W、モデムが7W(実測)の消費電力であった。 これを24時間接続し続けてしまうと月136円の電気代とる。


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