クランクセンターシールに関する考察

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センターシールについて

2ストローク2気筒は左右のクランク室を隔てるクランクセンターシールを持っている。 NSRやVJ23Aはこのシールが接触式であるため、2〜3万キロ程度の走行で寿命となるようである。 ひとつ前の世代の2ストロークエンジンはラビリンスシール構造であるものが多かったようである。 しかし、最終世代の2ストエンジンは性能至上主義となりエンジン小型化と左右気筒のねじれ最小化ためにクランク横幅を狭める必要に迫られ、 ラバーの接触式シールやNSRのようにシール自体をベアリングに組み込んでしまう手法が取られるようになったようだ。 ラビリンスシールは接触しないので、 摩耗による寿命は無いと考えられる。 対して、接触式は単純構造であるが、常に回転しているクランクと接触しているわけで 耐久性は劣ってしまうようだ。

RGV250

VJ23A
接触式シール
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VJ22
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VJ21
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RG250

GJ21A
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NSR250

MC28
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MC21
接触式シールがベアリング内に組み込まれている。左右軸間がかなり短い。
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MC18
MC18は別体のシール構造
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TZR250

3XV
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3MA
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1KT
ラビリンス式のメタルシールと思われる。
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RZ250

形式不明
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RZV500

このクランクを2本使い、2軸V4構成としている。
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