2011年6月1日のVJ23A作業


IMG_0234.jpg(170938 byte)

バッテリーは死んでいない。 充電したところ端子解放状態1時間で12.9V程度ある。 セルも元気に回る。

チョークを引きセルを30秒程度回すと始動出来た。 水温が50度程度でチョーク戻してもアイドリングするが、弱々しい。 右(前)バンクは排圧も排気温も通常範囲。 左(後)バンクは排圧が弱々しい。チャンバー温度も全く上がらない。明らかに爆発していない。 空ぶかししてみるが、明らかにレスポンス悪い。一テンポ遅れて回転上がる。 数回ブンブンすると、左のサイレンサからガソリンが飛び出てくる。 多分3L程度出てきた。駐車場に派手にばら撒く。 その後出なくなったが左バンクは依然として点火している様子なし。 しかし、たまにアフターファイヤしている。

プラグを確認する。 点火している右バンクはほどほどにベチョベチョしている。 紙やすりで電極磨くと素晴らしく始動性良くなった。 左バンクのプラグは干乾びている。明らかに、ガソリンが来ていない。 電極自体は綺麗でデトネーション傾向もない(プラグ交換していなければ)。

どうも、スロットルの手触りがよろしくない。 なんか、引っかかりと言うかスムーズに回らない。 タンクを外しとエアクリーナーボックスを開けてキャブを眺めると・・・

IMG_0240.jpg(193016 byte)

朽ち果ててボロボロになったエアクリーナーを盛大に吸い込んでいる。 エアクリボックス内の破片があまりない=エンジン内に吸い込んでしまっている。 しかも、エアクリボックス内にガソリン貯まっている。キャブもなんかしら詰まっている。

  • 左バンクは爆発していない
  • 左バンクにガソリンが供給されていない
ここから考えられるに
  1. ゴミスポンジによりキャブレタが詰まって、ガソリンを吸えていない
  2. ゴミスポンジにより左バンクシリンダがズタボロに焼きつき、ガソリンを吸うだけの 負圧を発生出来ていない
1ならば、キャブオーバーホールで復活。2ならシリンダ・ピストン交換、場合によっては クランクシャフトのオーバーホールもしくは新品交換。 ということで、実家からコンプレッションゲージ持ってきて左バンクシリンダの圧縮比を測ってみる。

エアクリ―ナーは小まめに点検・清掃を行いましょう!!

かつ、湿式のフィルタは給油もしましょう。 クランク一式とピストン・シリンダ2組を交換するとパーツ代だけで21万円(笑)。

Copyright (C) 2011 YAS All Rights Reserved inserted by FC2 system